本日の店内BGMです。

皆さん、「Playing For Change」というのはご存知でしょうか?

世界の異なる場所で、様々なミュージシャンたちが一つの楽曲を演奏するというものなのですが、日本でも大和証券のCMに使われていたことがあるので、知っているかたもいるでしょう。

色々な国の人が、国境を越え一つの楽曲を演奏することで、音楽を通じて世界が一つになろう!というような感じのピースフルな企画ですね。

これまで沢山の曲が演奏されてきているわけですが、今日はその中でも僕が特にお気に入りの1曲を紹介します。

ローリング・ストーンズのキース・リチャーズが参加している、こちらの曲。

「Words Of Wonder / Get Up Stand Up」

レゲエナンバー2曲のメドレーです。

1曲目はキースオリジナルのレゲエソングなのですが、これがまた素晴らしい。

本当に名曲だと思います。

90年代に発表されたソロアルバムの中に収録されていた曲なのですが、レゲエって、今この時代に新曲として新しいものを、オリジナリティある楽曲として作ることって難しいと思うのですよ。
すでにやりつくされた感というのがどうしてもあって、どちらかというと、曲をアレンジする上でのテンプレート的な存在になりつつあったりします。
なので、すでにあるヒット曲のようなものをレゲエ風にアレンジして発表するようなこともよくあることですね。

そんな中、新しいレゲエの曲として新曲を書きあげることができる、キース・リチャーズのソングライティングというのは、センスというか何というか素晴らしいものがありますね。
もちろん、レゲエや古くからあるジャマイカンミュージックを熟知しているからこそできることでもあり、60年代からずーーっと世界のロックシーンの最前線をひた走ってきたからこそなせる業でもあるのかなとも思います。

そして、参加しているミュージシャンなどを見てみると、やはりレゲエと他様々なジャンルの関係性みたいなものも見えてきます。ブルースはもちろん、ヒップホップ、ゴスペル、ロック、アフリカンなど、様々な要素が見え隠れしているのが面白いですね。音楽の繋がりみたいなものを感じます。

それから、ボブ・マーリーへのリスペクトも忘れてはいません。
メドレーで続く2曲目はボブ・マーリーの曲。
この辺もキース・リチャーズの意向が強いのかなと感じますが、いい流れのメドレーですね。
2曲合わせて8分以上ありますが、何回聴いても飽きません。

そんなことを踏まえながら聴いてみたら面白いと思うので、良かったらぜひ聴いてみて下さい。

ジャマイカの自然の中で楽しそうに演奏しているのがいいですよね。ほのぼのします。

そんなキース・リチャーズは、ジャマイカに別荘を持ち、頻繁にこちらで過ごしており、この辺は庭みたいなものなんですよね。
身なりや立ち振る舞いからも、まさにカリブの海賊と言った感じで、ロック界の王様的な存在であることから、僕は勝手に海賊王キース・リチャーズと呼んでいるのですが、ジョニー・デップがジャック・スパロウのモデルにしたこともうなずけます。

しかし、まあ世間では不良っぽいイメージが強いキース・リチャーズですが、こういう音楽を聴いてみるとホント真面目な人だな~って感じます。音楽に対する愛情や正直さ、真面目さみたいなのが出てますよね。
この動画本当に好きです。


そうそう、実際のゲーム内のお店でBGM用に飾っているロトのオルゴール。
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これ何で、ロトなのにⅩの序曲なんでしょうね。
せめてロトシーリズのイントロにすれば良かったと思うんだけど、
もしくは部屋用ならアレフガルドのBGMでも良かったような。。
しかも、家に出たり入ったりだと、基本イントロしか聴くことないですよねw
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