ドラセナ


「調理職人格言その1」からだいぶ間が空いてしまいましたが、


「その2」となる、今日の格言は、



「弱火焼きに迷いなし」



これはどういうことかといいますと、

その状況ごとに毎回違った対応が求められがちな調理職人のミニゲームですが、

調理行程の中に、予め「弱火焼き」という特技を用いることで、

その状況によって生じる難しい選択を迫られるのを避けることができ、

あまり迷わずに調理が進められるというような意味であります。


これは主に、

「会心焼き」を使うような料理でのことなのですが、

この「弱火焼き」というのは、

例えるなら、陸上競技である「走り高跳び」などの助走の役割を果たすと思うんです。

一番良いタイミングで踏み切るために、歩幅や歩数を微調整すると思うのですが、

その微調整というのが、ちょうどこの「弱火焼き」にあたります。

この「弱火焼き」で歩幅と歩数の調整、つまり火力と焼き加減の調整を行い、

一番ベストなタイミングでジャンプ!

つまりこのジャンプが「会心焼き」ですね。


確かに、「弱火焼き」を使わなくても、

こまめに食材を移動させたり、戻り効果を利用することで、

その調整を行うことも可能ではあるのですが、

僕の一つの考え方に、

「作業工程を極力複雑にしたくない」

というのがあります。

出来るだけシンプルな動作で、

あまり悩んだりするような状況も作りたくありませんし、

できるだけサクサクと作りたいというのもありますよね。

で、それが「弱火焼き」という特技を用いるだけで、

作業工程を単純化でき、難しい状況を避け易くなる訳です。


消費集中力12Pと、ちょっと高めで一見使うのを躊躇してしまうような集中力ではあるのですが、

レベル65まで解放された今の職人レベルであれば全く問題はありませんし、

後々、食材の入れ替えなどの特技を多用する場面に遭遇するのであれば、

必要最小限の動作で済むよう予め「弱火焼き」を使っておくのは、

一つの方法として良いのではないかと思います。



使い方としては主に2通りあって、

「会心焼き」を使う料理で、

1回目の4マス火力アップのタイミングと重複させて火力を抑え、1回目の「会心焼き」に備えるパターンと、

1回目の「会心焼き」の直後に使い2回目の「会心焼き」に備えるパターンです。

ちなみに2回目に備える方は、1回目の「会心焼き」後に残った「強火焼き」の効果を消す狙いもあります。


具体的な使い方は、から各料理の動画を観てもらえたらと思うのですが、

実は、僕自身も、

どの料理でどっちのパターンの「弱火焼き」を使うかを忘れてしまうことがあるんですよね。

「マジックスープ」とか「スパイスカレー」なんか、たまにしか作らない料理だと、

「あれ?これ1回目に弱火焼き入れるんだっけ?」みたいな感じに忘れてしまうことがあります。


で、この記事に、

自分のメモ代わりとしても使えるように、

どの料理にどう「弱火焼き」を使うかを一覧にしておきたいと思います。


「料理名」    1回目  2回目
 
「バトルステーキ」   〇   ×

「タンクハンバーグ」  ×   〇

「マジックスープ」   〇   ×

「バトルパッツァ」   〇   ×

「グレイトグラタン」  〇   ×

「スパイスカレー」   ×   ×

「ズッシリゾット」   ×   〇


これはあくまでも自分用の決め事なので、

人それぞれやり易い工程というのがあると思いますので、

色々試してみるのが良いと思います。

もしも、いつも焦がしてしまったり、複雑な選択に頭を悩まされている方がいましたら、

ここは一つ「弱火焼き」という方法をお試し下さい。

案外すんなりと問題解決になるかもしれませんよ。


もちろん、会心焼きで1マスも固定されないとかの、危機的状況では、

この一覧通りにはならず、2回目「×」の料理でも「弱火焼き」で凌ぐケースもあります。


というわけで、今日は「弱火焼き」に関する格言を紹介しましたが、

ここで紹介したのはあくまでも一例ですので、

「弱火焼き」の活用方法の参考になればと思います。


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