2ガジュマル
今日は、ちょっと前に書いた記事「コロッケ定食」の続きと言いますか、

記事の中で予告していた、「食の好き嫌い」に関する記事です。

給食のことを書いていたら、好き嫌いに関して色々思い出しちゃって、それで書こうと思っていたことなのですが、


子供の頃、好き嫌いが多かった僕が、給食をきっかけに好き嫌いが無くなってきたというのは、前回お話しした通りなのですが、

それまでは本当に食べれなくて、その当時は給食を食べ終わるまでお昼休みに入れない、居残り制度みたいなのがあったんですよ。

皆がお昼休みで遊んでいる中、一人どう頑張っても食べれるわけのないものを、食べ終わるまでずーーーっと教室の片隅で吐き気と闘いながら食べ続けるわけです。

今の時代もこんなことあるのでしょうか??

さすがに今時これやってたら大問題になりそうですよね。

でも昔はこれが当たり前みたいなところがありました。

もう本当に惨めなんですよ。

ただ僕の場合は小学校では比較的寛大で、仕方なく残しても許してもらえていた記憶です。担任の先生が優しかっただけかもしれません。

酷かったのが小学校に入る前の保育園で、食べ終わるまで絶対に遊ばせてくれることはありませんでした。

給食の日とお弁当の日があって、給食の日には決まってサンドイッチが出るのですが、

特にその中のレタスとハムのやつがもうダメで、野菜は当然無理な上にマヨネーズも大嫌いでして、さらにはそのサンドイッチ、常温なもんですから生ぬるい感じなんですよね。それがいっそう気持ち悪くさせるというか・・・

そして、その辛かった思い出というのは大人になってもずっと残っているんですよね。

で、ふと思ったのですが、大体居残りしてる子ってクラスに一人か二人なんですよ。

でも実際大人になってから当時の同級生らと飲みに行ったり食事をしたりすると、みーーーんな、思ってた以上に好き嫌いが多いことに気づくわけですよ。

あれ?トマト食べれなかったの?

シイタケ嫌いだったんだ?

茄子ダメなんだ!?

みたいな感じに、

不思議じゃないですか?

みんな給食の時に居残りしていた記憶がないんだけど、大人になってみたら意外と好き嫌いが多かったっていうね。

どうやってやり過ごしていたんだろうって、疑問に思いましたね。

確かに嫌いなものを近くの人にあげてしまうという手もあったけど、みんなそれでやり過ごしていたのかな。

牛乳飲めなくて人にあげている人は確かにけっこういた気がするな。


で、こんな感じで、昔は食を大人たちに強要されていたわけですが、

でも最近になって気付いたことがありまして、

その自分たちに指導していた大人の世代の人たちでも、驚くほど好き嫌いが多かったっていうことですね。

子供の目線としては、大人で何でも好き嫌いなく食べれる人たちだと思い込んでいたけども、まったくそんなことはないんですね。

例えば自分の両親を見てみても、よく考えてみたら自分たちが嫌いなものを食卓に並べるわけがないんですよ。

何でも食べれると思っていたけど、単に食べたくないものは食卓には出していないだけだったという・・・まあ、そんなものでしょう。


なので、今好き嫌いが多くて悩んでいる子とかいたら、安心して欲しいですね。
食べれないのは自分だけじゃないし、ホント食べたくないものは無理して食べなくて全然大丈夫ですから。
栄養のことなんてどうにでもなるし、それ食べれなきゃどうなる訳でもない。
ただ作ってくれた人への感謝の気持ちだけは忘れないようにしなきゃですね。


ちなみに僕のマヨネーズ嫌いが克服できたのは、

実は玉子のサンドイッチは大好きで元々普通に食べれていて、その玉子サンドがマヨネーズを和えて作ってるということを知らなかったんです。

それ知ったときはちょっとショックでしたが、「なんだマヨネーズ知らずのうちに口にしてたんだ」と思ったら気にならなくなったのと、

さらには、そのマヨネーズ自体の原料が玉子だってことを知って、「え!?マヨネーズってめっちゃいいやつだったんだ!」っていう気持ちになり、むしろ好きになることができたわけです。
敵だと思い込んでいた謎の人物が、実は陰で主人公を助ける味方だったみたいな感じです。

と、同時に子供ながらに「玉子に玉子をかけて混ぜてるということ?」という疑問も生まれたのですが、、


話はちょっと変わりますが、

人の嫌いな食べ物を聞いて、その理由を聞いてみると妙に納得してしまうものもよくありますよね。

そう言われてみると自分もそんなに好きじゃなかったかもと気付かされそうになるときがあります。


例えばイカが嫌いだという人がいて、その理由を聞いてみたら、

「なんかナタデココ食ってるみたいで気持ち悪くない?」

なんて言うもんですから、

「ああ、確かに言われてみれば・・・」

みたいな感じになってしまいましたね。

美味しいイカはめっちゃ美味しいんですけどね。そうでもないやつは確かに・・・ってのはあります。

ナタデココは別にまずいものじゃないけども、それに醤油つけて食ってると思ったら微妙な感じになりますね。


似たような感じで、かまぼこが嫌いだという人がいました。

消しゴム食ってるみたいだ・・・と。まあ、これも気持ちは分からなくはない。


ハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉がNGという人もいました。

薬っぽい味がする上に、何が混ざってるのか分からない得体の知れなさが無理・・・と。

なるほど~、薬っぽいとかはモノによっては分からなくもない。確かにこれ聞いたら僕も言うほどハムやソーセージ好きではないのかもしれないと思うようになりましたね。


極めつけは、これはうちの甥っ子なんですが、スイカがダメなんです。

理由聞いたら、

「カブトムシみたいな味がするからヤダ」と。

そうきたか、、と思いましたね。

言いたいことは分かる。カブトムシなんて食ったことないはずだけど、言いたいことは分かるよ。


それにしてもあれだな、みんな何かしらの別のモノの感触で嫌いなるパターンって多いんですね。


さあ、人の嫌いな食べ物の理由挙げてたらキリなさそうだからこの辺にしましょう。

すっかり長くなってしまいました。

食べ物の話は尽きませんな。

シリーズ化しようかしら・・・



気付いたら今回もモジモジ君全開の記事になってしまいました。
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