調理職人ドラセナのオムライスが自慢!

アストルティアの片隅にある『南国レストランカフェ ドラセナ』 シェフ・ドラセナとオーナー・ガジュマルがその日常を綴ります

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2017年11月

2ガジュマル
こんばんは。

それではお約束通り前回の続き、レコードをひっくり返して「ラッキー&ヘブン」B面のレビューと行きましょう。

ちなみに今回の歌詞カードの裏のデザインはこんな感じ。
IMG_0238
過去作品で登場した色々なものが色々と描かれています。これだけみると集大成アルバムみたいな感じもありますね。


それではさっそく楽曲のほうに行きましょう。


7 盆踊り  マーシー作

B面のスタートはいきなり盆踊りです。素直過ぎて思わず笑っちゃうくらいタイトル通りそのまま盆踊り調の曲ですね。
前にも言ったかもしれませんが、彼らの楽曲は俳句などのようにテーマが1曲の中に分かりやすく凝縮しているのが魅力ですよね。CMやテレビ番組の随所で彼らの曲が多用されるのが分かる気がします。

曲調は「酒じじい」の間奏部分をピックアップしたような感じで、ハイロウズの「21世紀音頭」にも似た曲調。

歌詞は一見シンプルな感じですが、どことなく過去と未来を繋ぐような、この1曲の中に二つの世界が見えたりもして不思議な感覚にもなります。


8 ユウマヅメ  ヒロト作

「夕まづめ」という言葉はこの曲で始めて知りましたが、これは釣り用語らしく、日の入り前後の時間帯で魚が良く釣れる時間帯でもあるとか?そんな感じらしいです。というわけでその名の通り釣りの曲です。
これも盆踊り同様テーマが分かり易くていいですね。

クロマニヨンズでは珍しくかなりまったりと穏やかな曲調です。サビの部分なんかは1回聴いただけで耳に馴染みついつい口ずさんじゃいますね。

「いまやめて 帰るのか 帰るのか」と「帰るのか」を2回繰り返す感じとか、帰ることへのためらい感みたいなものがしっかりと伝わってきていいですよね。釣りをほとんどやったことが無い僕でもこの気持ちは分かります。
海でよくサーフィンをしていたころ、もう少し待ったらいい波が来るんじゃないかと、なかなか切り上げられない気持ちにも似てる感じがしてものすごく共感。そんな葛藤の中いつも海側から釣り人を眺めていました。

途中の「まだまだー」の掛け声は絶対言いたいやつ。


9 ルンダナベイビー  ヒロト作

7~9曲目にかけて今までのクロマニヨンズではないくらいまったり穏やかな曲が続きます。今までとは違ったアプローチですがこの一連の流れは意外といいですね。やっぱりアルバムとは曲順通りに聴いてこそのもの。

曲調はもうこれ以上ないくらいスタンダード中のスタンダードなコード進行でオールディーズ感溢れる楽曲ですね。コーラスも含めて懐かしささえ感じる楽曲です。過去作品では「夢のロッケンロールドリーム」にも似ていますかね。

歌詞では具体的な表現は一切ないもののどこか別れを連想してしまう感じがして、とても切ない気持ちになる曲ですね。多くを語らずして感じさせる表現力というのは本当に見事ですね。


10 ワンゴー  ヒロト作

チャック・ベリー風のイントロで始まり、今までの穏やかな流れから一気にスイッチを切り替えてくる感じの10曲目。ストレートなチャック・ベリー風のロックンロールナンバーです。

ボーカルの歌い回しもいかにもロックな感じがしてカッコイイですね。

タイトルだけ見たときは「ワンゴー」ってなんだ?ってなりましたが、聴いて納得そのまま「ワン」が「ゴー」する曲です。ようは犬の歌ですね。これもライブとかではワンワン楽しそうですねえ。

犬と言えば、これまたヒロト作で「犬の夢」がありましたね。こちらのはちょっと哀愁がありますね。これもまた好き。


11 ジャッカル  マーシー作

10曲目がチャック・ベリー風なら、お次はキース・リチャーズ風のバッキングで応酬です。

ベースの絡み具合なんかもいい感じですね。

しかし「ジャッカル」とは何でしょうかね?単純に動物のジャッカルでしょうか?それとも違う何かがあるのか、それが何かで歌詞の感じ方は変わりそうな気がしますが、調べてみると映画なんかもありますねえ。

まあ意味はともかく、「型破りに こだわるあまりに 空回りしている」とかマーシーらしい言葉遊び要素も盛り込まれていていいですね。
「アゲハチョウの背に乗って 季節は飛んでった」の表現なんかも好きです。

12 散歩  マーシー作

アルバムのラストを飾るのはこれまた穏やか感じに戻って、なんというか下校の時刻になりました感溢れる楽曲ですね。普通なら十分あり得る終わり方ですが、クロマニヨンズ的には意外な終わり方。
「散歩」はタイトルから想像通りのマーシー作ですが、どちらかというとマーシーの別バンド「ましまろ」のほうで歌いそうな楽曲ですね。

初めは極めてシンプルな印象を受けましたが、聴いてるうちにメロディーの美しさが深く体の中に入り込んでくる感じがしましたね。
なんと言いましょうか、以前、マーシーは「ごめんね青春」というドラマでインストの楽曲を提供していましたが、そういうものと近い感じがして、本来歌詞がなくても十分存在感を示すことができる曲のような感じがします。
かと言って強い主張がある訳でもないので、すっと背景に溶け込むというかそんな感じ。

これはすぎやまこういち氏がよくドラクエ音楽を語るときに言っている、「ゲーム音楽は長時間プレイするものだからインパクトが強すぎてもダメで、長時間聴いていても飽きずに自然と耳に馴染むようなものを・・・・」みたいな感じのことを仰っていますが、これもそれに似た感じが個人的にはしているのです。
例えるならアレフガルドのフィールドの曲のような、短く同じフレーズを繰り返しているだけなんだけどずっと聴いていられるというよう感じ。

「はじめてのーーみーーち」の「のーーみーーち」の音の伸ばし方と言葉の乗せ方ににマーシーらしいセンスを感じます。



という訳で以上、B面のレビューもここまでです。

今回のアルバムも今更言うことではありませんが、見事のアルバムでしたね。
相変わらずのモノラルサウンドですが、いつもに増して音のクオリティーさえも上がっているような気もするし、何よりも今回はアルバム全体の緩急のバランスが良く、いつもとは少し違う心地よさみたいなものがあるような感じがしました。

とまあ、ここまで色々書きましたが、あくまでも個人的な感想なので、人それぞれがそれぞれの感じ方で聴いて楽しめればそれでいいのではないでしょうかね。


で、最後にちょっとオマケなのですが、

今回のアルバムにも夏系の楽曲が3曲も入っていて、クロマニヨンズだけでも夏ソングが結構増えてきたな~と思いまして、ちょっと遊びでクロマニヨンズ版「夏のぬけがら」ならぬ「夏のけだもの(仮)」というプレイリストを作ってみました。


ドン!


A面
IMG_0234 (編集済み)
B面
IMG_0235 (編集済み)
ようはクロマニヨンズの曲だけで夏の曲を集めたプレイリストです。

本当はA面6曲B面6曲の全12曲にしたかったのですが、ちょっと絞り切れずにA面7曲B面6曲の13曲になってしまいました。
曲順もかなり悩んで決めたのですが、あくまでもA面とB面で区切るイメージです。

「ユウマヅメ」は夏を限定する曲ではありませんが、このプレイリストの中に潜り込ませることで夏休みの釣りの思い出なんかも連想できて良いかな~と思いまして追加。というかこれ外すとヒロト作が1曲だけになってしまうのですよw
夏はマーシー率が圧倒的です。

興味ある方は試しにこの順番で聴いてみて下さい。



久々のブログになりましたが、読んでいただきありがとうございます。

最後に、今回レビューを書いてみて思ったこと、


〇〇感という言葉は使い勝手がいい。


それではまた逢う日まで!


QLKESNG5

2ガジュマル
皆さんおひさしぶりです。

久々のブログ更新になりますが、ちょっとリクエストも頂いたもので、恒例の記事でも書いてみようかなと思います。

安定のルーティーンでもって先月発売されました、ザ・クロマニヨンズの11枚目のニューアルバムの「ラッキー&ヘブン」のレビューです。

まあレビューとかいうと評論家の批評みたいな印象になってしまいますが、まあ早い話が僕なりの読書感想文みたいなものです。専門的なことは分かりませんので、純粋に素人目に聴いたまま感じたままに書いていきたいと思います。
記事が長くなってしまうので、去年の「ビンボロール」と同じような感じで、A面B面の2回に分けて1曲ずつコメントしていきます。


ではまず楽曲に入る前にジャケットですね。

今回はこんな感じのデザイン。
IMG_0233
「ラッキー」「ヘブン」という言葉のイメージからかなりギャップのあるデザインですね。

シンプルかつややダークな印象。

このデザインを見たときにまず僕の頭を過ったのが、このストーンズの「Doom And Gloom」のPV。

どことなく似てますよね。

レコードのサイズになったときの印象で比べると、個人的にはやはり前回の「ビンボロール」のジャケットのほうが飾ったときにしっくりくる気はします。


さて、ジャケットのデザインにも触れたところで、さっそく本題の中身のほうに行きましょう。

今回もヒロトとマーシー仲良く半分こで6曲ずつ全12曲ですね。



1 「デカしていこう」  マーシ作


もう全曲一通り聴いても1曲目はこれしかないなと思えるくらいドはまりの1曲目ですね。
テンポ感ビート感的にもこの出だしは抜群!ライブとかでもこの出だしはバッチリハマるでしょうね~
「何も持たず来たんだから  何も持たずに去ってくのがいい」というマーシーらしい言い回しもいいですね!
ベースのグルーブ感もいいですね。間奏部分の叫び声みたいなのもお洒落。


2 「流れ弾」  ヒロト作

そして2曲目。1曲目から2曲目に向けてスピード感を上げてくる感じがいいですね。ヒロト節炸裂の8ビートの曲。
実はこのアルバムが発売されるのと同じくらいのタイミングで、深夜のテレ東で放送されていた「ハイパーハードボイルドグルメリポート」というドキュメンタリー番組見ていたせいか、その内容とちょっとリンクしている感じがしちゃって、なんだかちょっと泣きそうな気持ちにもなりました。

その番組は世界のマフィアだとかギャングなどのヤバイやつらが普段どんな食事をしているのかというのをリポートするという趣旨のもので、まあ「クレイジージャーニー」でも似たようなものはありますが、それよりも生々しく鋭いドキュメンタリーという感じがしました。

で、その中でメキシコ系ギャングと黒人系ギャングの抗争というのがありまして、本人たちもなんでこんな争いが生まれたのかさえ思い出せないまま復讐の連鎖みたいなもので人を殺めていってしまうんですね。

中には良くないことだとは分かっていながらも、チームを抜けることが出来ないことの葛藤があったり、さらにはそんな中養わなければいけない子供もいたりするんですね。で、その子供たちはカラーギャングの象徴でもあるその色の違いだけで殺しあっていて全く意味がわからないなんてギャングに対して否定的なことも言ってたりで、まあ色々と考えせされるドキュメンタリーだったわけですが、

なんかその人たちにこんな歌が届けばな~なんてことも思ったりしたわけです。

「だから汚すなよ その手汚すなよ」と。

取材スタッフも、ここは取材をしている今この瞬間に撃たれてもおかしくない町なんだと脅されつつ、

まさに「今日の命は拾い物」のという歌詞と似たようなニュアンスのことをギャングの中の一人が言っていたのを思い出しましたね。

話が楽曲からだいぶそれましたが、コーラスとかもいいですよね。「月にささる 闇にささる」の部分とか癖になります。あとは「それは」「おれが」「ふれば」「おれさ」などの言葉が並ぶ語感の感触もいいですねえ。


3 「どん底」  マーシー作

3曲目は先行してシングルとして発表されている「どん底」。これもまた極めてシンプルな曲ですね。
雰囲気としては「バニシングポイント」なんかと似た印象。「どんだー 底だー」と「せぼねー ちからー」の感じとか。
「どんだ 底だ」とかはマーシーらしい表現で好きですね。
「力抜き 手は抜かない」とか。

「このままでは終わらない」と「このままでは終われない」みたいに一文字だけ変えてくる感じも作詞的な手法としてはよくあることなのかもしれませんが、この一文字変えるだけでも受ける印象とかニュアンスみたいなものが変わってくるのも面白いですね。小さなことですがこういうささやかな工夫好きです。

それからライブに向けてはハンドクラップの練習もしておかなきゃですね。クロマニヨンズの曲はコーラスもだけど意外とハンドクラップの入りますからね。

4 「足のはやい無口な女子」  マーシー作

そしてタイトルからしてこれはいったいなんだ?ってなる4曲目。
タイトルでこれはどういう歌なんだろうという想像させておいてからの、実際に曲を聴いてから見事に腑に落ちる感じがたまりませんな。もう十分すぎるくらいの表現力ですね。

これは小学生時代のあるあるネタに近い感じでしょうか?誰もがこういった経験がありそうですが、足がはやい子だったり、いつも物静かな無口な感じの子がいつの間にか転校しているみたいなこと、僕もこの曲を聴いて思い出す人が何人かいます。

曲調はかなりレトロ感のある味わい深い曲ですね。コーラスも素敵ですしね。

前作でいうところの「デトマソパンテーラを見た」的な名曲じゃないかと。曲調は全く違いますが、真のマーシーの真の表現力というのを思い知らされる1曲だと思います。最後の逆上がりのワンシーンが心に染みわたります。


5 「ハッセンハッピャク」  ヒロト作

ここではまたビート感を変えてきて16ビートのギターのカッティングが印象的なグルーブ感たっぷりの曲ですね。
過去の作品で言えば「這う」なんかと同系統の曲かなというイメージ。

で、この8800という数字に関してはそれほど深い意味はないような気がしますが、単にこの言葉の持つリズム感みたいなものを生かした感じではないかなと。あとはもしかしたら、なんで8の場合は「ハチセンハチヒャク」と発音しないんだろう?という素朴な疑問から生まれた曲かもしれませんね。
ということで色んな意味でちっちゃい「ッ」が肝の楽曲ではないかと思います。

これはライブではコーラスの頑張りどころですね。

またイントロの部分とかで聴ける「ウォーーーーウォオ!」っていうところもいいですよね。このコーラス一つでちょっとラテン感みたいなものも生まれてきている感じがします。さりげなくパーカッションみたいな音も入ってますね。



6 「嗚呼! もう夏は!」  ヒロト作

ここでも雰囲気をガラッと変えてきて、どっしりと重たい感じの曲。
ギターのバッキングやドラムの感じにどことなくストーンズ感も感じます。
一般的な夏のイメージからはかけ離れた曲調という感じがしますが、真夏の蒸し暑さや気だるさみたいな感じには合っている気もします。

世間的によくある夏ソングと言えば、青春時代の夏の思い出を美化したようなものが多い印象ですが、マーシーやヒロトが書くものは少年時代の思い出を歌にしたものが多いですよね。個人的にはやはり子供の頃の夏の歌のほうが子供にとって夏の存在がものすごく大きなものだったせいか心にがっつり迫ってくるものがありますね。

よくヒロトが、「ロックンロールは出会った時が最高で、それ以降はそれを超えることはなく、それを維持できるかどうかだけ」というようなことを言っていますが、夏にも同じことが言えるような気がしています。
子供の頃に経験した夏の思い出が最上級で、その後はその気持ちを忘れずにその気持ちをなぞっているだけのようなそんな感じ。まあ大人には大人の素敵な夏がありますが、それは子供の頃に刷り込まれた夏の魔法があってこそのもなんじゃないかなと。

まあ早い話が「夏=ロックンロール」ということですね。



というわけでA面は以上になります。

いつもならA面の途中にヒロト作のハープ中心の曲が入ってることが多いですが今回は無かったですねえ。


それでは続きは後ほど、またB面でお会いしましょう!
QLKESNG5


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