2ガジュマル
先日、いつもこのブログを読んで下さっている方から、このブログ宛にこのようなお手紙を頂きました。

ご紹介します。
58
僕への質問コーナーですね。

なるほど、なるほど、

何故ドワーフを選んだのかその理由が知りたいと。

とても良い質問ですね。

各種族も魅力というのは、このドラクエⅩの永遠のテーマでもありますからね。


皆さんはどのようにして種族を選びましたかね??

僕は非常に悩みましたよ。

では何故最終的にドワーフにしたのか、その悩んだ過程も含めてお答えしましょう。


まず始めに、「ガジュマル」というキャラ名です。

よく沖縄の人と勘違いされてしまうのですが、これは家で観葉植物としてたまたま育てていた「ガジュマルの木」から取った名前です。深い意味はありません。

で、ゲームを始めるときにすぐその名前は決まって、その時点ではサブキャラを育てる予定などは一切ありませんでしたが、この先、ゲームの中で他に何か名前を付けたりするような場面があれば、「全て植物の名前で統一しよう」というのは決めていました。後で色々悩んだりしないようにですね。
これは、僕が勝手に「鳥山方式」と呼んでいるネーミングの方法で、ドラゴンボールで言えば、ピッコロ大魔王の仲間は全て楽器の名前、サイヤ人は野菜の名前というような感じにネーミングしているのを真似たようなものです。

ちなみに兄弟の名前は、妹という設定で、同じく観葉植物から「パキラ」と名付けました。ちゃんとそれなりに何となくですが女性っぽいイメージのものを選んで付けています。

そしてまずはオフラインのストーリーを少し進めないとオンラインの世界には行けませんね。

実はその時点ではどの種族にするかまだ迷いがありました。

発売前の事前の情報をもとにある程度は考えてはいたものの、実際に種族を選ぶ神殿のようなところに来たら、もう決められなくなってしまいましたねw


では、そこでどのような迷いが生じていたのか具体的にお話ししましょう。

その種族を選ばなかった理由からお話ししましょうかね。

そうそう、その前に僕は始めから男キャラで遊ぶことしか考えていませんでしたので、あくまでも男キャラということを前提に考えたものです。


ではまずはオーガ。

これはもう見るからに強そうなキャラで、見た目の印象がサイヤ人っぽいイメージがあったり、あからさまにちょっとベタな感じに抵抗があり、まずこの選択肢ははなっから無かったですね。
そして、「火の民」というのも、情熱的なイメージがある反面、争いを象徴するようなイメージも僕の中にはあったりして、絶対的平和主義者である僕には少し抵抗のある民でした。
さらには、スタート地点が極寒の雪国ということで、寒そうなので絶対に嫌だなーって思いましたw


そしてお次はエルフ。

エルフは発売前の情報に、エルフの初期村のストーリーは一風変わっているというようなことが書かれており、ストーリーという面では少し興味がありました。
そして「風の民」というのも、なんか「風の谷のナウシカ」っぽい感じで悪くはないなーと。
和風なキャラも興味はありましたね。
ただ選ばなかったのは、やはりちょっとオーガとは真逆で、今度は貧弱すぎる印象があり、それでこの候補は消えましたね。


次にプクリポ。

「花の民」、「笑い」をこよなく愛する種族ということで、面白そうだなとは思いました。
「花の民」ということで、植物が好きな僕にはもってこいの民かなとも思いましたが、よく考えれば、花が咲くものだけが植物ではないとも思い、それなら「花の民」よりも「地の民」だよなーと思ったり。
そしてプクリポは非常にカワイイキャラなのですが、発売前の情報に載せられていたイラストなどからは、あまりそれが伝わってこなくて、このようなペットのような風貌のキャラを操作してドラクエをするイメージが湧かなかったことが大きいですかね。

ですが、実際にオンラインの世界に行き、動いているプクリポを見たら、めっちゃいいな~と思うようになり、次にキャラを育てるならプクリポだなと思うようになりました。
その結果、後にプクリポの「ドラセナ」が生まれたという訳です。
プクリポは猫っぽいイメージがあるので、それを踏まえた上で「どら猫」という言葉があることから、「ドラセナ」という観葉植物の名前をチョイスした訳ですね。
ちなみにドラセナの兄弟は姉という設定なのですが、「ユッカ」という観葉植物から名前を付けました。これも女性っぽいイメージからですね。適当に付けている訳ではないのです。


次にウェディです。

ウェディは見た目から、今までのドラクエでいうところの勇者とかに近い風貌であることから、ドラクエというとこんな感じなのかなーとかも思ったのですが、見た目の面でいうと、人間の姿と大きなギャップを付けたいという考えもありました。そう考えると、ウェディは人間の姿と大きく変化する感じが弱く、「うーーーん」とちょっと選ぶには決め手に欠けるものがありました。

そして「水の民」ということですが、実はこの民が一番憧れました。というのも僕は植物が好きであると同時に、海がすごく好きなんですよね。以前、趣味でサーフィンをしていたことも大きいですが、海で暮らすこの種族には大きな憧れがありましたね。

ですが、情報をよく見てみると「歌と恋?」を愛する種族というような説明もあり、なんだか洒落くせぇーなぁとかも思ったりして、その辺が少し抵抗がありましたね。
初期ストーリーも結婚がどうのこうのと説明があり、ストーリー的にも少し抵抗がありました。

で、何よりもやっぱり悪い意味でちょっとカッコ良すぎるんですよね。

一応、各種族、この神殿で見た目のカスタマイズをしたのですが、今でこそ色々な髪型が選べますが、この当時選べる髪型に良いものが無かったのも大きいですね。なんかどれも髪が長いんですよねwこれは他の種族でもその傾向が強く、キャラを作ってみるものの、良い髪型が無くてキャンセルというのを、この神殿でずっと繰り返していましたw


それでは最後にドワーフです。

これまで「〇〇の民」ということをベースに考えてもきましたが、やはりドワーフの「地の民」というのが、ガジュマルという名前と合っている気もしましたし、「花」よりはそれよりももっと根っこにある「地」ということに重きを置きました。

そして見た目の部分ですね、これはドラクエの主人公と考えた場合には、これまでのものとはかなりイメージの違うキャラで、少し悩みもしたのですが、見ているうちにやっぱり、面白さ、可愛らしさ、そしてなんといってもカッコ良さというのがバランス良く含まれた見た目で、「これはいいな!」と思うようになりました。チャームポイントは何といってもまーるく大きな可愛らしい耳ですね!
相撲でいうことろの小兵力士のような体系も気に入りました。
そしてさらに人間との見た目のギャップを付けたいという条件も満たしていました。

何といっても「ガジュマル」という名前とぴったり合っているのも大きいですね。
ウェディの姿で「ガジュマル」だと少し違和感を感じたと思います。

そして初期ストーリーの面では、発売前の情報では、よくある無難なストーリーという感じで書かれていましたが、まあこれはある意味スタンダードで良い意味に捉えようと自分自身を納得させました。

そして最後に他の種族では良い髪型が無くて、決定打に欠けた訳ですが、ドワーフには「モヒカン」があったんですよね。これはいいなと思い、「モヒカン」が選べるドワーフに最終的に決めたというところですかね。
なんと、モヒカンだった頃の写真が奇跡的にありましたww
87275768
この頃は裁縫職人で、魔法使いとかも真面目にやっていたんですねw
(ゲーム開始当時は武闘家を選びました)


ただ、そんな完璧と思えるドワーフにも、実は一つだけ引っかかる点がありました。

それは「高度な文明に頼った種族」というような説明があったこと。

何となく見た目は、大自然で自由気ままに生きていそうな種族なのに、以外にも文明や道具に頼って生きてきた種族であると。。

たしかに頭が良いという点では良いのですが、それが原因でその身を滅ぼしたというような説明からも少し抵抗がありましたね。僕自身が自然的なものに強い憧れがあるので。

その点が引っかかったのですが、でもそれはどうも過去の時代の出来事らしいので、その辺の部分で妥協することにしました。
発売前からずーーーっと種族選びに悩んでいて、その神殿のところでさらに悩み、いい加減決めないとですからねwそこは妥協しました。


で、実際にオンラインの世界に行き、ゲームを始めてみたところ、

始めにドワーフにして良かった感じたところは、音楽ですね。

始めてアグラニの町を出たところ、何とも明るく陽気な音楽が。

オーガの世界のフィールドなんかは、いかにもドラクエらしく、「さあ、これから冒険するぞ!」という感じの曲ですが、ドワーフのところは、冒険に行くというよりは、ピクニックに行くような気分にさせられる曲で、なんだかすごく楽しい気分になってきたのを今でも覚えています。ぴょんぴょんジャンプしているだけで楽しかったですねw
これから悪い敵を倒しに向かうというよりは、これからこの世界で楽しく暮らして行くんだなというような気持になりました。その点でもドワーフを選んで良かったなと思っています。

そして、強い敵(カンガルー)に追いかけられながら、やっとの思いでガタラの町にたどり着いたときでした。

「ダストン」という、言わばドワーフの神的存在に出会うことになるのですが、

この「ダストン」に出会ったことで、先ほど文明の件で妥協した点も吹っ切れました。

高度な文明をもつ種族でありながら、それら全て役に立つようなものを全否定する男。

ドワーフの世界にもこういう人がいるんだなーと、自分が唯一妥協した点を吹っ飛ばしてくれた訳ですね。

 君がそう信じるのなら

 ガラクタも宝物だろ

 そういうことじゃん

 そういうことじゃん


僕の頭の中で、ハイロウズの「チェンジングマン」が延々とリピートされていました。

ということで、僕はドワーフを選んだことを1ミリも後悔しておりません。


まあ、これがドワーフを選ぶことになった経緯なわけですが、

その後、ドラクエの世界で遊ぶにつれ、先ほども触れましたが、動いているプクリポ見ているうちに可愛いなーと思うようになり、「ドラセナ」が誕生することになるわけです。

で、さらには3番目のキャラ「アロエ」は、3キャラ目はちょっと女キャラで遊んでみるのもいいかなーと思い、ドワ子「アロエ」を誕生させました。これも周りで遊んでいるドワ子の可愛らしい動きなどを見ていて、結局ドワーフを選ぶことになりました。名前も女の子らしい植物の名前をチョイスしています。
ちなみに兄弟は兄という設定で「ヤシ」と、「ヤシの木」から名付け、いかにも南国にいそうな色黒キャラを作りましたw


まあ、皆さんそれぞれの思いで、種族を選んできたことと思います。

でも結局言えることは、

 生まれた所や 皮膚や目の色で

 いったいこの僕の 何が分かるというのだろう

って、ことですね。

種族やその人のキャラの見た目だけでは、その人のことは何も分からないということです。


この流れで、名曲「青空」でも紹介してお別れしようという所ですが、

これは以前も紹介していますしねw

今日は一枚の貴重なお手紙から始まった話題ということで、

こちらも名曲、ブルーハーツの「手紙」でお別れしましょう!

入場曲「六甲おろし」からの「手紙」となっています。

お手紙ありがとうございました!

手紙や質問など、またいつでもお待ちしております!

それではまた!
QLKESNG5