調理職人ドラセナのオムライスが自慢!

アストルティアの片隅にある『南国レストランカフェ ドラセナ』 シェフ・ドラセナとオーナー・ガジュマルがその日常を綴ります

[南国レストランカフェ ドラセナ」☆営業中☆《フラワーガーデン2120-6》
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《マイタウン「アロエの町」ID9911-1609》

2ガジュマル


久々の、マイタウンハウジング記事です。



置ける庭具の数が上限に達してから、


殆ど手つかずで放置状態が続いており、


ここからまた何か庭全体のハウジングを膨らませていくのは


難しいなと感じているわけですが、、



ちょっと、ここはいっその事、

考え方をガラリと変えてみて、

マイタウン全体に置いてある庭具を撤去していき、

本宅である、Lサイズの土地の庭の広さを活かして、

もう、ここに小さな町を作ってしまおうかなとか思っています。


つまりは、

「町in町」


みたいな感じにしてしまおうかと。



なんというか、

マイタウン全体をフィールドと見立てて、

本宅をその中に存在する小さな町というイメージで進めていくほうが、

庭具の上限を考えるとシンプルに上手くいきそうな気がしてるんですよね。



で、イメージを膨らませるために、

とりあえずの感じで配置したのがこちら。
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敷地がめっちゃ広いので、

このスペースだけで、よく昔のドラクエでありそうな、

砂漠のバザー的な集落っぽい感じにはできそうですよね。


小さな町というか集落っぽいイメージなので、家のほうもあえてテントの家にしてみたり。


さらに地面を変えてみたりして、
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色々イメージはしてみてるのですが、

結局、まだちょっとこれ!っていう感じのアイデアが出てこなくて、

ずっと放置状態。。



で、そんな矢先、

ログインボーナス的な報酬で、


「パイプオルガン」が貰えることに!!



これを貰ったので、

遺跡の家のほうに、ちょっと配置してみたんですよ。


で、これがなかなかいい感じだったので、

ちょっと庭はしばらく放置して、

遺跡の家の内部の方に着手しようかなと思っています。


すでに、エステラのオルゴールなんかを配置していて、

巨大スノードームっぽいものを作ったりとかしてはいたんですが、
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せっかくこの家にパイプオルガンもマッチしそうなので、

これを機にもう少し改造していきたいと思います。


で、とりあえず、こんな感じに配置。
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さらに、水の上を渡るようなイメージで床を置いてみたり。

この床は、「初心者大使なまはむ」のハウジングを紹介する配信で、

この床めっちゃ便利なのでオススメと紹介していたのを見て、

さっそく活用してみました。

「シンプル切り替え土台」という課金の家具ですね。

「さわる」で、色々な床にアレンジできるやつです。

ただ、その上を歩くと足がめり込んでしまうのがちょっと欠点ではありますが。。

ちなみに画像は途中で床の数が足りなくなってしまった所で中途半端になってます。


と、こんな感じで、このパイプオルガンと、床の家具を活かして、

ハウジングを進めていきたいと思います。
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もう少しどんな家具があるか物色して、

家具の知識も増やさないとですね。


以上、前回からほとんど進んでおらず、

このハウジングの旅はだいぶスローペースになりつつありますが、

これからは家の内部にも力を入れつつ、

ちょっとずつでも進めていきたいと思います。


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ちょうどこの記事を書いてるときに、

家具のプレゼントの呪文(おうこくのきしたち)が発表されたので、

さっそく配置しちゃいました!
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Ⅺのキャラのグレイグとホメロスです。
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遺跡の地下部分に降りる両サイドの階段を警備しているイメージで。
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誰でも貰える家具なので皆さんもぜひ!


2ガジュマル


先日、開催されました、


「第2回ドルボードレースグランプリ」


早速行ってきました!
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ちょうど実装日にインしたところで、

フレの方から一緒に行こうとお誘いがあったので、

そのままインと同時に直行ってな感じで行ってきました。



今回は地元開催ということで気合も入ります。


で、1回目の挑戦で、

いきなり6分7秒!


しかも敵に1回接触してこのタイムだったので、

次は確実に6分以内行けそうだなということで、

再度トライしてみたところで、

何故か先頭集団からみるみる置いて行かれるフレさん。。


どうもコントローラーのスティックが正しく反応しないっぽくて、

とりあえず1回棄権。

その後も、コントローラーを一度抜き差しすることで、

一時的には直るものの、

ちょっとこれはまともに走るの無理そうということになり、

そこで、

僕のドルボードに相乗りで行くことをちょっと提案してみました。

実はこのドルボレース、相乗りで行ってもタイムはちゃんと記録されて、

報酬ももらえるみたいなんですよ。


ていうか、実は僕、二人乗りのドルボード持ってなかったんですけどねww



で、そんな訳で、こんな話になり、

急遽プレゼントチケットで貰える、

「メタル天馬プリズム」を貰ってきました。


このレースのためにわざわざ交換してきて、

僕のこと、やさ~~~って思ったかもしれませんが、

前から相乗りで後ろに仲間モンスターを乗せるのやりたいと思っていて、

元々前から交換したいと思っていたものなので、

全然いいんです。

むしろ丁度良い機会になりましたね。

チケットも長期継続のやつも殆ど受け取ってない状態で余ってるので、

まったく問題ないです。


そんなことよりも、

これによって、自分のドルボレースの腕に全て委ねられることのプレッシャーのほうが・・・



で、さっそくガタラで取り付けを完了してから、

ミーのカーでゴー!!
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ちなみにこの記事は元々書くつもりもなかった上、

レース中はチャットもできないくらい必至だったので、

レースの様子は完全ノー画像です。


で、とりあえず1度も敵に接触せずに1回目のような走りができれば、

6分以内はクリアできると思っていたので、

まあ何とかなるかなと思いきや!


どうも僕は本番とプレッシャーに弱いようで、、

その後、2レース続けて敵に接触、、

3レース目ではゴール目前で、

紫のゾーンに突入してしまうなど、散々・・・

後ろに乗っているフレさんが、

「いけええええ」

「いけるいける」

なんて応援してくれるのですが、

こちとらチャットで何も返す余裕なんてないもんですから、

ひたすら無言で走り続けるという。。


で、4回目でなんとか、

5分50秒でフィニッシュ!!

無事、フレさんと揃って全報酬ゲットして終えることができました。


そして、レトロ?でローテクな感じのドルボードもゲット!
スクリーンショット (268)
さっそく安めの花でカラーリングしてみたんですが、

これ前から思ってたんですけど、

このカラーリング、2色の組み合わせを見ることができないのが辛いですよね。

どちらか一方を、カラーリングしないとダメですよね。

脳内でイメージするしかない。。


で、とりあえず片方を染めてみて、

それから組み合わせを見て、

やっぱり違うかな~ってなって、

また違う色に染めなおすみたいなことを、

繰り返す羽目になりますから、

結局お花のお金も想定以上に嵩むというね。。


これも1回、カラーリングしなおしてますし、

先ほどの馬のミーのカーも、

一度、毛の色をネイビーっぽい色に染めて、

その後胴体のカラーを考えていたのですが、

どうもしっくりこなくて、

結局、胴体の黒をそのまま生かす形で、

毛の色だけシルバーにしてみました。

もう少し奇抜な感じにしてみたいとは思ったんですけど。
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で、無事ドルボレースも終えて、解散した後にふと思い出したんですが、

このフレンドさん、

実は3年前に、僕を初めて相乗りを体験させてくれた方で、

そのことは、3年前に、

「ユーのカー」という記事に書いてまして、


今回3年越しに、

「ユーのカー」のボンネットに乗せていただいたお返しが、

今回のドルボレースで「ミーのカー」に乗せてお返しすることができたわけですね!
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それをレース後にふと思い出しまして記事にしようと思ったわけですね。


というわけで、今回は3年前の「ユーのカー」という記事のアンサー記事となりました。


QLKESNG5



2ガジュマル



先週、ようやくあの話題作、映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を観てきました。
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気が付けばどこの映画館も1日に1回しか上映されていない所がほとんどで、


なかなか時間の都合もつけ辛く、公開日からだいぶ遅れて観ることになってしまいました。


ということで、今日は、

がっつりネタバレも含む映画の感想の話になります。

かなり長くなりますので、休憩を挟みながら、

時間のある時にときにでもゆっくりと読んでもらえたら幸いです。






(まずは休憩しましょう)






というわけで、公開日からだいぶ遅れたおかげで、

その間に、ツイッター上で流れてくる感想を色々と目にすることになったので、

だいぶ評判が悪いのも目にしていましたし、

まっさらな気持ちでというよりは、ちょっと身構えた感じに観ることになっちゃいましたかね。


で、正直オチの部分も想像できてしまっていたんですよね。

というのも、

皆さんツイッターなどで、一応ネタバレのないように数行の感想をツイートしていたりするのですが、

でも、その感想をツイッター上で何十って数の感想を目にすることになるので、

結局1個1個は数行の感想であっても、

数が集ると、もうある程度想像できてしまいますよね。



特に否定的な感想で多かったのが、


「ラストで台無し」とか、


「途中までは良かったのに・・・」


「ラストのオチだけでも作り直して欲しい」


なんていうような感想が多く、

しかも怒りに近いような物言いが多かったので、

皆がそんな風に思うようなラストってどんなだろうって思った時に、

やっぱ、今回の映画のようなラストは想像しましたね。

多分そういうことなんだろうなと。。

そういう感想を持つ人の気持ちがすごく分かりやすかったというか。。


もしくは、ドラクエでは考えられないようなバッドエンド、

(例えば誰か主要なキャラが最後犠牲になって死んでしまうみたいな)

とかも考えましたが、でもみんなの感想を見る限りそういうのではなさそうだなと。


で、こういう否定的な感想って、

肯定的な人よりも、声のボリュームが大きいというか、

熱の入り方や圧がなんかすごくて、

僕の体感では、良かったという感想を持った人のほうが数的には多かった印象なのですが、

否定的な感想のツイートに対してすごく控えめな感想なので、

どうしても、映画の悪い印象ばかりがどうしても目立ってしまいますよね。

なんかこういう傾向ってとても不思議ですね。

やっぱり感想が「怒り」や「失望」というような感情に変わると、

「良かった」と思った人の感想を一気に塗りつぶすだけの力があるんだなと感じました。



とまあ、こんな余計なことを考えながら観に行った映画でしたが、

正直想像した通りのオチだったら、
確かにちょっとありがちだし、僕自身も微妙に思ってしまうかもな、、と思いながら観ていました。



で、実際に見終えて、

多くの人が後半部分に否定的だったのに対して、

むしろ僕はこのラストが一番良かったと感じたんですけど、、

あのラストの演出ダメでしたかね??


というかもう、僕が概ね想像した通りのオチだったんですよ。

でも、僕が想像していたよりもずっと良い表現方法だったので、

恐らくこうなるんだろうなということが分かっていながらも、

すごく良いと感じてしまいました。


正直言うと、前半部分は何となくダイジェスト感が否めない印象で、

原作にはあった重要なシーンなんかもだいぶ省略されていたので、

ちょっとモヤモヤした気持ちがあったのは確かなんです。


まあ時間の都合もあるし、そもそも何時間もかけて進めるゲームのストーリーを短い時間にまとめるというのは、

無理があるのは分かっているので、

これは致し方のないことなのかなと思いつつ、

でもやはり、大きなスクリーンで迫力ある映像の中、大音量であのドラクエの名曲の数々が聴けるだけで、

それはそれですごく嬉しかったし、

ストーリーの流れなどに所々違和感を感じていたものの、

気が付けば、最後に起こるであろうオチのことはすっかり忘れて映画を見入っていました。


で、ゲマを倒したところで、

いよいよ「大魔王ミルドラース」が登場か!?

というところですね。


でも観ながら思っていたんですけど、

この映画の中では正直ゲマを倒したところで一つの解決感があるし、

ここでミルドラースが登場したところでどうなんだろうか??というのは思っていました。

登場するからには相当インパクトのある形にしないといけないのでは??とか。

仮に登場してもそれを倒すためのプロセス?みたいなものも見当たらないし、、と。



で、ちょっとここで話をそらしたいのですが、

皆さんドラクエの各シリーズのラスボスにどのような印象をお持ちですか??


僕が正直思うのは、

昔のゲームであれば、

長い時間かけてラスボスまで到達して、

初めて見るその姿に、

「おお~、これがラスボスか~、強そ~」

という感じになればそれで良かったと思うのですが、


正直そこで見るラスボスの姿には、

「あ、どうもはじめまして・・」感というのがどうしてもありますよね。

やはりⅤで言えば、ゲームの序盤から出てくる「ゲマ」ほうが印象深いし、

やっと討伐できるとこまで来た時の達成感みたいなものがあります。

なんなら印象だけ言えば、ストーリー途中の大ボス「ブオーン」のほうがインパクトがあります。


他のシリーズでも似たようなことが言えて、

Ⅹで言えば、最初にエテーネの村を滅ぼした「ネルゲル」や、アンルシアの記憶の中でトーマを倒した「ゼルドラド」のほうが、やっとの思いで対峙したときの印象や思い入れは強かったですが、

途中名前だけしか耳にしていない、「大魔王マデサゴーラ」は、

ホントそれこそ、

「これがマデサゴーラか~」、

「どうも初めまして」

っていう感情になりましたよね。

まあでも実際には戦ってみれば当時めっちゃ強かったし、

芸術家キャラという個性的な大魔王だったので、

それはそれで、印象的なボスとなりましたが、


そんなことを考えながら、

この映画で特にこれまでのストーリーの流れで関わりのなかったミルドラースの登場はどうなんだ??

という気持ちで観ていました。


話を戻しますね。


で、そのミルドラース、

変身前はただのおじいちゃん、変身後も「おにこんぼう」に毛が生えたようなビジュアルで、

インパクト弱いし、どうなんだろう~、

ここで登場するのかな~、とか思っていたら、


うわ、きた!ここでか!


って、なりましたね。


僕の想像していたラストでは、

どこかのタイミングで、実際にゲームをプレイしているプレイヤーの映像に切り替わるんだろうなとは思っていたのですが、

正直、こんな大胆で、強引な手法でやってくるとは想像していませんでした。

そのちょっと乱暴にも思えるその演出に、最初は面食らう部分もあって、

「ああ~、なるほど~、こういう感じになっちゃうのか~」

これは抵抗ある人がいるのも何となく分かりますし、

皆が言っていたこともすごくよく分かりました。


でも僕は、このラストシーンをしばらく観ているうちに、

今までモヤモヤしていた部分や、感じていた違和感がこのラストシーンによって、

全てスッキリとし、ものすごい納得感みたいなものが生まれたんですよ。


感じていた違和感を全部話すと大変なので、

(冒頭の演出や、プサンの台詞、メタルスライムの討伐などなど)

話を絞りますが、

特に一番違和感を感じていたのが、

結婚相手を悩むシーンですね。






(と、その前に休憩しましょうか)







一度はフローラにプロポーズするものの、

その晩に、自分の本心を気付かせる薬を飲むところ、

あのあたりがもう違和感しかなかったんですよ。

すぐにフローラに惚れて、何の迷いもなくプロポーズをし、

それをすぐに受け入れるフローラもなんかおかしかったし、

あくまでもⅤの「天空の花嫁」をベースにしたストーリーで、「天空の花嫁」の原作通りではないというのは、
認識していたものの、途中やはり見入って「天空の花嫁」として観ていた自分がいましたから、

なおさらの違和感。


で、その薬を飲むシーンですね。

僕はこの時、


(あ!ここでもしかしたら前半省略された、ビアンカとの子供時代の思い出のシーンを出しちゃう系??)


(それなら、前半省略したのも納得!)



なんていう期待をしていたら、

まさかのビアンカの笑顔の映像だけで、

そこに違和感たっぷりのゲームの字体で表示されるじこあんじという表現。


(え、これだけ??こんな感じで結婚相手変えちゃうもの??)


(この物語で一番大事な結婚のシーンがこれでいいのか??)



なんて思いつつも、

まあ、ビアンカも可愛らしく演出されてるし、

原作にはないフローラの粋な演出もあったりして、

これはこれで、ま、いいか、という感じで観ていました。



でも、結果、

多くの人に全否定されたラストシーンによって、

最後の最後で僕が感じていた全部の違和感がスッキリ解消されました。

ホント僕にとっては、あの最後があって本当に良かったと思ってます。


でないと、おかしい所だらけだったし、

それこそ、不満が残りそうだし、

普通に映像と音楽で映画全体は楽しめていたものの、

このラストがないとやはりモヤモヤした気持ちのまま映画館を後にした可能性は大ですね。







(ちょっと休憩しましょう)







そして仲間の「スラリン」ですね。

これも最後の最後で分かりますが、

序盤から至る所でちょいちょい見切れてるスライムが可愛いなと思って観ていたんですよ。

これはファンサービス的な遊び心からきた演出なのかなと思っていて、

それが途中の仲間になるシーンで、

ああ、序盤からスライムを画面に映すことで、

主人公がまもの使いとしてモンスターを従えるようになる行程を、

これによって上手いこと省略する狙いもあるんだなと感じたりもしましたが、

最後の最後で、ちゃんとそういう役割があったのかと、納得させられました。

序盤から見切れていたスライムにもちゃんと意味があった訳ですね。

ドラクエ史上もっとも最弱でありながら、もっとも代表的なモンスターであるスライムにこそ、

そういう役割を持たせたこともポイントですよね。


それからここで言う、ドラクエやゲームに対するアンチの存在というのも、

実は個人的にすごく共感度が高くて、

長年ドラクエをやってきて、実際にそのような存在の風当たりを感じたりして、

ちょっと嫌な思いだったり、肩身の狭い思いをした経験もあるので、

映画では強引な表現ではあったものの、個人的な思いを巡らせられるシーンではありましたね。



そして一度は現実の世界のシーンになるものの、

再びゲームのシーンに戻ったところ、

ここが正直一番好きなシーンかも。


スラリンの力によって、

壊されかけたゲームの世界に再び戻り、

ゲーム上ゲマを倒し、大魔王復活を阻止したことにより平和が訪れ、

ハッピーエンドではあるのですが、

ここでは、ゲームの「主人公としての言葉」と、

実際の「プレイヤーとしての言葉」が共存しますよね。

ここに何とも言えない哀愁のようなものを感じてしまって、

ハッピーエンドなんですが、

これまでずっと感情移入してきたキャラとの別れ、

「ゲームのエンディング=別れ」

みたいなものが、あのシーンにはあって、

さっきまで家族や仲間だと思っていた人たちとの間接的な別れを感じさせるシーンなのかなと。

ゲームと現実の世界が入り混じり、

幸福感と切なさが入り混じってすごく複雑なのですが、

そこに何とも言えない感情が沸くシーンだったと思います。


ラスボスが近づくにつれて、ゲーム(冒険)の終わり(別れ)が近づく寂しさは、

ドラクエをやったことがある人ならば誰もが共感できるところだとは思います。

例えば、現在進行形のドラクエⅩでも、いつか本当のエンディングを向かえ、

オンラインサービス自体が終了となれば、

いつかは、長年かけて親しんできたキャラや街との別れが来るのかと思うとやっぱり寂しいですよね。



そして、再びゲームの世界に戻ってからのシーンで、

特に好きな表現がラストの丘に上がる「花火」ですね。


今までゲームの世界をCGでリアルに美しく迫力ある映像で、

映画を観る人を引き込んでおいて、

最後だけ急に、花火が上がるだけという安っぽい演出になりますよね。

あそこの部分にちょっと拘りを感じるなあと思いました。

急に昔ながらのゲームの安っぽいエンディング感を出してきたみたいな感じになっていて、

現実とバーチャル世界の境界線みたいなものをそこに感じるんですよ。

あくまでも僕の想像ですが、多分あの花火は「あえて」ですよね。


そして「プレイヤー自身が勇者」であるという最後のメッセージも良かったと思います。

ゲームの主人公が勇者ではない「Ⅴ」だからこそ効いてくる言葉ですね。


でも1回観ただけなので、もう1回観たらちょっと違うかな~

この辺の部分、もう1回観てどう感じるか確かめたいですね。

DVD出たら欲しいな。






(ちょっと休憩しましょう)







で、また少し話が変わり、

ツイッター上で見た感想の話になりますが、


やっぱり多くの人は、

原作の「天空の花嫁」から大きくかけ離れていた内容、

と言うよりは、原作の良さが伝わりづらい内容と言った方がいいでしょうか、

そのことに幻滅、失望された方が多かったと思います。


それによって、よく見かけた感想が、


「あまり良い評判は聞きませんが、私は原作を知らない分、普通に楽しめました」


「ドラクエやったことないけど、普通に面白かった」


「Ⅴやったことないけど楽しめた。逆に知らない人のほうが楽しめる映画かもしれません」


といった内容のものを多く見かけて、

まず、原作を知らない人やドラクエ自体やったことない人達が、

この映画を楽しめていることはとても良いことですね。

で、原作を知る人の不評の多さに、

「知らない人のほうが楽しめる映画」

と、感じた方が多いみたいですが、

これ僕が思うには、

やはりドラクエをよく知っている人ほど感動は深い気がしています。

と、同時によく知っている人ほど失望する内容でもあったのかもしれません。

どちらもあると思います。

映画に何を期待しているかや、感じ方は人それぞれだと思いますし、

それぞれのドラクエ愛の形があってこそのことだと思います。

なので、あまりの不評の声の大きさに「知らない人のほうが楽しめる映画」という

誤解を与えてしまうのはちょっと残念ではありますね。


で、もう一つ、ちょっと嬉しく感じたことは、

この映画をきっかけに、ドラクエⅤを初めてやってみようと思った人が多くいることです。

先ほど知っている人のほうが「感動が深い」と言いましたが、

知らないで観た人は、

その先の感動がまだあることがちょっと羨ましくも思いました。


多分ですが、この映画をきっかけにドラクエⅤをやった人は、

きっと驚きの連続かも知れませんね。

さらに映画では出し切れなかったストーリーの数々に、

想像以上の感動があったりするのではないでしょうかね??

天空城の存在や、

子供が双子であることにもきっと驚くことでしょう。

そして何よりもブオーンの本来の強さにも驚くことでしょうw


そんなことを想像するだけでもちょっと嬉しくなります。

あとは映画ではあまり伝えきれなかった時間の経過の重みみたいなものも、

実際のゲームのほうが感じるでしょうね。

時間の経過は、この物語でとても重要なポイントでもありますからね。

それはゲームで体感してもらいたいところであります。



そういえば、夏にドラクエⅤを30時間だったかでクリアするまでをリレー形式で実況配信するってやつ、

あれがすごく面白かったのですが、

そこで、初心者大使の初美メアリさんらが、トップバッターとして登場し、

映画は観たけど実際ドラクエⅤは初だったようで、

幼少期のビアンカが登場しただけで、

めっちゃテンション上がって喜んでいるのが印象的でした。

あの映画を見た後ならそうなるよなあと、今思えば納得の光景でしたね。


ちなみにこのドラクエⅤの配信では、

ビアンカ派60%

フローラ派40%


というアンケート結果でした。

キラーパンサーの名前はゲレゲレ派が多数。


このように皆それぞれの思いで選択が異なるドラクエⅤだけに、

今回の映画のラストはそういう面から考えてもやっぱり良かったなと感じています。

この映画を見た後にゲームを始めた人は皆ビアンカと結婚しそうではありますがw







(ちょっと休憩しましょう)






というわけで、また映画の内容に話に戻しましょう。


ここからは、今回の映画でラスト以外で僕が好きだったシーンの話をしたいと思います。


まずはやはり、下手ではありますが、

あの天空の剣を勇者が引き抜くシーンですね。

映画を観るにあたって、「序曲」がどのような形で流れるかというのは大きな関心の一つではありました。

そんな中、あの剣を抜くシーン。

ここで満を持して「序曲」が来ましたね!

もちろん主人公が勇者ではないで、抜けないのは分かっているので、

主人公が剣を抜くシーンでは、これは途中で止まるパターンだと分かってしまいましたが、

2回目の勇者が剣を抜くシーン。


「来るぞ、来るぞ、」



って感じでワクワクしましたよね。

下手な演出だけど、やっぱりこういうのはまさにドラクエって感じで好きだなあ。


ちなみに皆さんは、

序曲のイントロで好きなのはどのシリーズですか??

「Ⅰ~Ⅲ」

「Ⅳ~Ⅷ」

「Ⅸ~Ⅹ」

「Ⅺ」


と、大きく分けて4パターンありますが、

僕はやっぱり今回の映画でも使用された「Ⅳ~Ⅷ」のイントロですかね。


トランペットの「ソ」の音だけが鳴り響く中、周りの伴奏だけが変化していくあのイントロ。

クロマニヨンズの「エイトビート」のイントロと同じような手法というような記事を、

大分昔に書きましたが、

音楽では古くからよくある手法ではあるものの、

やはりそれだけ多くの人が聴いていて心地良いと感じるものがあるからこそ、

一つの作曲の技法として残される訳でもあると思いますし、

シンプルさの中に秘めたカッコ良さ、センスの良さみたいなものを感じますよね。


ちなみにドラクエⅩの序曲では、

バージョン2のオープニングが最高ですね!

バージョンごとにオープニングがあると思っていませんでしたから、

船が出航するタイミングでの、

不意打ちの序曲!

あれはよかったなあ。。



そしてもう一つの好きなシーン。

それは過去に戻って、オーブをすり変えるシーンですね。

ここが思いのほか時間を使っていて、

正直これまで簡略化されていたシーンに対して、

ここに時間をかけているのにも違和感ではあったのですが、

原作にはなかった、さりげない結婚のアドバイスとか、

これに関しては伏線もちゃんとありましたが、このあたりが良かったな。

実際のゲームでは主人公は喋らないので、

こういうシーンは映画ならではなのかなと思いました。


で、去り際のパパスとのニアミス。

実際のゲームでは過去に戻ってパパスに話しかけることってできるんでしたっけ??

ちょっとこの辺はっきりと覚えてないのですが、

過去のサンタローズの町の中を色々探索した記憶だけはあります。

この辺を観てるときには、すっかりオチのことは忘れて、

リアルな「天空の花嫁」の世界に入り込んでましたね。







(ちょっと休憩しましょう)








ここからは逆に、

出来れば入れて欲しかったシーンの話。


それは、パパスがヘンリーの世話に手を焼くシーンですね。

あの辺のやり取りがもう少しあれば、

ヘンリーが自分のせいでパパスが死んでしまったと感じていることや、主人公に謝るシーンとか、

初めて観る人にももう少し伝わったのかなと思います。

ヘンリーの謝罪のシーンがすごく良かっただけに勿体ない気がしました。

椅子の下の隠し階段の下りとかもあればなお良かったなあとか。。



そしてあとは何と言っても、

パパスがゲマに殺されてしまったところで、

ゲレゲレが一匹だけ取り残されるシーン。

ここだけは是非とも欲しかったな。。

ゲレゲレとの再会が意外とあっさりしたものだったし、

このシーンがあるだけでも、ゲレゲレに対する思い入れとか変わってくると思うので、

名シーンだけにここはちょっと残念。。

実際のゲームでも、かなり切ないシーンなので、

初めてゲームする人にはこの辺も実際のゲームで味わってもらいたいですね。


ちなみに、カボチ村のキラーパンサーのイベントをスルー出来るっていうのを最近知りましたが、

こんなシーン見せられて、カボチ村無視とかありえないですよねw

嫌な思いすると分かっているイベントでも、ここは何が何でもキラーパンサー仲間にしに行きますよね。






(ちょっと休憩しましょう)






一休みしたところで、そろそろまとめに入りたいと思いますが、

否定的な感想も多い今回のこの映画のラストシーンのアイデア、

このシーンを観て僕が思ったのは、

この映画を制作するにあたって、その発端は、

このアイデアから始まったんじゃないかな?ということ。


そもそも人気のある「天空の花嫁」を何とか映画化したいというところから始まったのではなく、

このアイデアを使ってドラクエを映画化できないかなということから始まり、

それなら、ドラマチックなシナリオで人気の高い「天空の花嫁」、

そしてゲーム内で重大な選択が求められ、プレイヤーそれぞれの異なった感情が芽生え、

それぞれの違った冒険がある「天空の花嫁」を題材にするのが良いのではないか?ということから始まったようにさえ感じました。(主人公が勇者でないこともポイントだったような気がします)

つまりあのラストシーンありきの映画ということではないかと。

ロトの剣の演出や、エンドロールが「そして伝説へ・・・」だったりしたことからも、

あくまでも「天空の花嫁」の映画化ではないという、その辺の意図は伺えますよね。


そしてプレイヤーそれぞれの冒険に対する思いを尊重したのがあの結末だと思っています。

まさにサブタイトルでもある「ユア・ストーリー」がそこにあったのだと思います。

もっと言えば、ゲームに対する感情とリンクさせることでより輝く映画なのではないかなと感じました。

ドラクエをやったことある人ならなおさら、

やったことない人は、この後にプレイすることで、

より深みのある作品として完成するようなそんな気がしています。


決してドラクエという小説や漫画を映画化したのではなく、

あくまでも「ゲーム」としてのドラクエをアニメ映画化したものだと強く感じますし、

それが何に置いても良かったと感じている部分であります。



そしてもう一つ、

ラストシーンのミルドラースの所をバッサリと変えてしまうあの大胆な演出ですが、

こんなことも頭を過りました。


この映画一応、ドラクエの生みの親でもある堀井雄二さんも監修として制作に関わっているようですが、

今やドラクエのゲーム配信は一般の人でも多くやられていて、

ゲームの配信自体は著作権的にもスクエニの方からも配信OKと認められている範囲内で配信されています。

例えばドラクエⅩではこれまでは、ムービーシーンの配信はNGだったのですが、

今ではOKとなっています。

ですが、エンディングだけは今でも配信することはNGとなっています。

これは堀井雄二さんの強い意向でそうなっているらしく、

エンディングだけは実際にゲームをプレイし、プレイヤー自身の目で確かめて欲しいという強い願いがあるようです。

先ほど話したドラクエⅤの実況配信のときに、その話をされていて、

クリア後のエンディング部分はしっかりと隠していました。

これだけ昔の作品でもやっぱりNGなんだ~と思って見ていたのですが、

そういう思いが今回の映画にも反映されていたのかなとかちょっと思ったりもしたんです。

そう考えると、あのラストもより納得いくものとなりますよね。

まあこの辺は僕の妄想です。

このアイデアが発端で・・・という話と矛盾してきちゃいますしね、、

まあ僕なりにあのラストシーンには色々考えさせられたということでまとめておきましょう。



他にももうちょっと書きたかったこともあるのですが、

長い長い感想も、なんか今のところで、ちょうどよく話としてまとまったような気がするので、

この辺にしておきましょうか。







(ちょっと休憩しましょう)





で、結局のところ賛否だとかそんなことよりも、

今までドラクエⅤをやったことがなかった人が、

この映画をきっかけにやってみたいと思えたことが何よりじゃないですか??

これが本当に大きなことだと思いますし、

このことだけでもこの映画が持つ意味のというのはあったような気がします。


ということで、

「人生はロールプレイング」という言葉のように、

この映画もまた、「ユア・ストーリー」という名のロールプレイングの一部ということで、

まとめることにしましょう。






(ちょっと休憩しましょう)






長い文章、最後まで読んでいただきありがとうございました。



QLKESNG5
ちなみに僕はドラクエⅤ3回やって、

3回ともビアンカと結婚してます。

この話は機会があればまた。

それでは休憩します。。

(プルプル・・・)

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